チェーンリンク(LINK)は、複数月にわたる蓄積期を終えた。オンチェーンデータによれば、クジラが30日間で3293万トークンを追加した格好だ。この動きは、LINKが15ドルへ向けて上昇を試みる展開を示唆している。
LINKは1%下落し10ドル付近で取引。本日足チャートでは、2025年8月のトレンドラインを下抜けた。四時間足の構造は今週初めのミッドライン拒否を受け、依然として警戒が必要な状況。
クジラが30日間で3293万LINKを蓄積
Santimentのデータによれば、10万LINKから1000万LINKを保有するウォレットが1か月で3293万コインを吸収した。30日間で7.7%増加した格好だ。この層の累計保有量は現在、約46万1000のウォレットで4億6100万LINK超となり、過去最高値を記録している。
この層は、個人投資家と暗号資産取引所によるカストディアウォレットの中間に位置する。実質資金を動かす一方、非カストディアル性を維持しており、投資の確信度を読み取る上で指標となる。Santimentは次のように述べた:
「歴史的にこの層が強く蓄積すると、その後の価格上昇に先行する傾向が見られる。」
このパターンはチャートと整合する。2026年第1四半期を通じて蓄積が進み、LINKは数か月ぶりの安値圏で横ばい。取引所への供給減少が、Santimentの表現する初期段階の供給圧縮を示唆。ビットコイン(BTC)が買い意欲を維持すれば、このシナリオの実現性が高まる展開。
Chainlink価格予測 9.40ドル維持で15ドルが視野
日足チャートはオンチェーンシグナルと合致する前向きな状況。Chainlinkは2025年8月22日の28ドル高値から引いた下降トレンドラインを3月15日に上抜け、同22日(青丸)に再テストし支持線に転換した。
VRVP(出来高プロファイル)では、9.40ドル付近に最も厚い出来高支持帯を示し、現状ここがベースとなっている。現値より上では、主要な出来高帯が15ドルと17.52ドル付近に位置している。
最初のターゲットはフィボナッチ0.382戻しの15.08ドル付近。現水準から約50%上昇となる。次の重なりは0.5戻しの17.52ドル近辺、0.618ではストレッチ目標として19.96ドルが想定される。
この見通しは、RSI(日足)が2025年7月の下降トレンドラインで反発している点でも裏付けられる。同トレンドが2026年を通じて抵抗帯として機能し、5月初めに支持線へと転換。これによりRSIは再び強気圏に入り、高値を更新した。
9.40ドルを終値で下回ると強気シナリオは否定され、従来のもみ合いレンジに逆戻りとなる。BTCの上昇トレンドが維持されている中、クジラによる蓄積と下降トレンドのブレイクが、LINKを上方向の出来高帯へ後押しする形だ。
四時間足の構造は短期的な警戒を示唆
オンチェーンで見られる確信は、短期(ロータイムフレーム)には直ちに現れていない。LINKは2月6日以降、上昇パラレルチャネル内を推移し、期間途中で値動きの変化を示した。
期間前半は、チャネル上限近くでの推移が続き、上限が抵抗、中央線が支持となった。3月26日以降、この構造が逆転。LINKは下半分での取引が中心となった。
現在、中央線が抵抗、下限が支持帯となっている。
5月6日には四時間足でチャネル中央線(10.40ドル付近)から反落となった。現在、10ドルの過去抵抗帯を新たな支持線として維持できるかが課題。四時間足MACDも下方圧力の継続を示唆している。
売りが強まれば、チャネルの下限は9.30ドル付近となる。中間線を回復すれば、上限の11.46ドルが視野に入る。10ドルを安定的に上回れば、短期的な構造が再び強気となり、下位タイムフレームが日足のブレイクアウトと一致する。





