UBS、利上げ確率60%で推奨の投資先3選

  • UBSは株価下落、長期債、金を買い推奨と指摘した。
  • 8月の雇用者数は16万2,000人となり、予想の5万5,000人を大きく上回った。
  • 9月の利上げ確率は60.4%で、12月までに85.8%に上昇する見通しだ。
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UBSは、9月の米連邦準備制度理事会(FRB)の決定を巡り相場変動が強まる中、投資家が資金を投入すべき3つの選択肢を提示するとともに、債券に関する従来の推奨を引き下げた。

同行のストラテジストは、FRBが利上げか据え置きかという点よりも、その判断の前提となる環境が重要だと指摘する。直近数週間、市場金利を巡る期待値は大きく変動した。

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会合よりも前提条件が重要な理由

ケヴィン・ウォーシュ議長は、ジャクソンホール会議の講演でインフレへの警戒感を示した。

「7月の議事要旨をご覧になった方もいるだろう…労働市場は安定し、生産は堅調だった。しかしインフレ率は依然として高水準にとどまった。大半の理事と私は、金融政策決定の合間に新たな情報を待ったほうが賢明だと考えた…我々は必要に応じて一致して対応する用意があると表明した」と語った

8月の労働統計はこうした判断をさらに強めた。米国の非農業部門雇用者数は前月に16万2000人増となり、市場予想(5万5000人増)を大きく上回った。失業率は4.1%で横ばいだった。

これは3月以来最大の月間増加となった。直近1か月でトレーダーは想定経路を何度も修正してきた。

CME FedWatchによれば、9月利上げの確率は火曜日時点で60.4%に達した。10月に70.9%、12月には85.8%まで上昇する。

9月のFRB利上げ確率 出典:CME FedWatch
9月のFRB利上げ確率 出典: CME FedWatch
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連邦公開市場委員会(FOMC)は9月15、16日に開催される。7月会合では誘導目標金利を3.50~3.75%に据え置いたが、3人の委員が利上げを主張して反対票を投じた

マーク・ヘーフェレ氏らストラテジストは、堅調な成長に基づく利上げと、根強いインフレ対応の利上げは分けて考えるべきだとする。

「米国経済の強さに対応するFRBの動きと、インフレ問題への対応では本質的に異なる。ポートフォリオ運用においては、その違いこそ次回会合以上に重要だ」と指摘した

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UBSが推奨する投資先

まず株式の下落局面に注目する。利益見通しが堅調に維持されるならば有望である。同行は引き続きAI、電力、資源、長寿関連分野を株式運用の柱とする。

次に重視するのは中長期のイールドカーブだ。直近の金利上昇で投資機会が広がり、インカムや分散投資効果が期待できる。

3つ目は金である。UBSは金をポートフォリオのヘッジ手段・分散ツールと位置付けており、FRBの次の判断への投機的な思惑で持つものではない。

実質金利上昇やドル高は短期的には金価格の逆風になり得る。ただし、インフレの継続や財政信認への懸念が台頭すれば、こうした要因を相殺する可能性がある。

一方、同行は足元のドル高を背景に顧客に対し、余剰ドルの削減も助言した。

「短中期債を金利固定の現金代替手段として保有することは、もはや推奨しない」とUBSは述べた。

8月のコアCPIはFOMC開催4日前の9月11日に発表される。この結果が利上げ観測の強気な見方を試すことになる。

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