イーサリアム価格に2億6000万ドル規模の衝撃

  • ギャレット・ジン氏は7万8,077イーサをバイナンスに移動し、1億7,800万ドル相当を取引所に預けたが、引き続き30万3,618イーサを保有している。
  • ブラックロックとフィデリティは、3万5,394イーサリアム(約8,070万ドル相当)を数時間以内にコインベース・プライムに送金した。
  • これは、5月7日に米国の現物イーサETFから1億350万ドルの純流出があったことを受けた動きだ。
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イーサリアムのクジラであるギャレット・ジン氏が5月8日、1億7800万ドル相当のETHをバイナンスへ入金した。ブラックロックとフィデリティも、数時間以内に合計3万5394ETHをコインベース・プライムへ送付した。

これらの合計フローは11万3000ETH超、ほぼ2億6000万ドル相当となった。米国で取引される現物型イーサETFが前日に1億350万ドルの流出を記録した直後、関連する取引所プラットフォームへの移動となった。

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ギャレット・ジン氏、ETH保有を2割超削減

オンチェーン上で#BitcoinOG1011とタグ付けされるこのクジラは、なお30万3618ETH(約6億9250万ドル相当)を保有している。当該アドレスはまた、9343ビットコインも保持している。

ジン氏は2日前にも同様の形で16万5000ETHをバイナンスへ移動した。 元BitForex CEOである同氏は、大型の方向性ベットで名を馳せてきた。

同氏の実績には、2025年10月の暴落直前に仕掛けた7億3500万ドル規模のBTCショートも含まれている。このウォレットは、2026年にBTCとETHの間で複数回の資産ローテーションを行ってきた。

今回の入金が現物売却、ヘッジ、あるいはポートフォリオ調整を意味するのかはオンチェーン上では確認できない。

現物ETF発行体も取引所への圧力を増加

一方、ブラックロックのiシェアーズ・イーサリアム・トラストはクジラの動きの3時間前に、1万1475ETH(2627万ドル相当)をコインベース・プライムに送付した。フィデリティも続き、1時間以内に2万3919ETH(5444万ドル相当)を送った。

ETF発行体によるコインベース・プライムへの入金は、現物売却と直結する訳ではない。発行体は同プラットフォームを、償還バスケットやカストディ変更、投資家の取引に連動したオーソライズド・パティシパント向けフローなどでも定期的に活用している。

ただしコインを取引所に送付する動きは、売却意図の表れとも受け取れるため、ギャレット氏、ブラックロック、フィデリティの動向が結果的に売却につながる可能性もある。

両者の動きはいずれも5月7日の米国現物イーサETFで1億351万ドルの純流出と重なっている。フィデリティのFETHが6226万ドルでトップ、ブラックロックのETHAが2631万ドルで続いた。

5月7日の現物イーサリアムETFフロー 出典: SoSoValue
5月7日の現物イーサリアムETFフロー 出典: SoSoValue

ETHは本稿執筆時点で2298ドル付近で推移。トレーダーはETFの資金フローやバイナンスのオーダーブックのチェックを強化し、入金が現物市場での売却につながるか注視している。


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