バンエックのデジタル資産リサーチ責任者マシュー・シーゲル氏は、ビットコイン(BTC)が1コインあたり100万ドルに到達するとの見通しを示した。
シーゲル氏はCNBCの「ハーフタイム・リポート」で発言した。同氏は、ビットコインの価値上昇は周期的であり、その過程で大きな変動があると警告した。
バンエック「ビットコイン、5年以内に100万ドル」予測
番組内でシーゲル氏は、ビットコインの成長軌道をテレビゲーム業界に例えた。かつて子供向けだったゲームが、今やあらゆる世代に広がっていると述べた。
「人口動態の変化や、若年層投資家がビットコインへの投資意欲を強めている点を見ると、テレビゲーム業界の経緯と同じようになる。30年前は子供だけがゲームをしていたが、今ではイーロン・マスク氏もゲームを楽しむ。人々はやめない。ビットコインも同じだ。初めて中央銀行がビットコインを準備資産として購入した。これは巨大なトレンドだが、過程では激しい変動が予想される」と同氏は語った。
ビットコインが100万ドルに到達する時期について問われた際、シーゲル氏は、今後数年、概ね5年以内で実現し得ると述べた。
シーゲル氏は、ビットコインの上昇トレンドが変わらないというバンエックの基本シナリオを示した。ただし同氏は、ビットコインの価格推移は今後も周期的であると付け加えた。
「私たちは、この資産が今後数年で100万ドルに到達すると見ている。ただ非常に周期的な資産であり、ビットコインには救済措置が存在しない。したがって、今後もサイクルを伴うだろう」と同氏は述べた。
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また足元のビットコイン動向についてシーゲル氏は、同資産のナスダックとの相関が過去5年で最高水準に達していると指摘した。現在の上昇は、幅広いマクロ経済トレンドが主導しているとの見解を示した。
同氏は、現段階での強気スタンスの根拠について、「デリバティブ市場に過熱感がない」点を挙げた。現状のラリーは主にショートカバーが原動力となっており、全体的な市場ポジションは依然として弱気が優勢と解説した。この構図が今後もビットコインにとって良好な見通しを支えているという。
シーゲル氏の見通しは、バンエックとビットワイズ最高投資責任者マット・ホーガン氏、Jan3のサムソン・モウCEOの見解とも一致する。ホーガン氏とモウ氏は、それぞれ異なる分析手法で7桁予測に至っている。
ビットコインが100万ドル目標に達するためには、現在価格の12倍以上の上昇が必要。本稿執筆時点で、BTCは8万1042ドルで推移し、過去1日で約0.30%下落。2025年10月の過去最高値12万6000ドル超を回復できても、その一部を埋めるに過ぎない水準である。





