米国株と暗号資産は、過去最も軟調な月として9月を迎える。S&P500種株価指数は8月に2%超上昇し、過去最高値も記録した。
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)も8月終盤にかけて堅調だった。BTCは24.95%、ETHは32.5%の上昇となった。だが、過去データは両市場の厳しい期間到来を示唆している。
株式市場には長期的な9月の下落傾向
ダウ平均は、2026年版ストック・トレーダーズ・アルマナックによると、1950年以降9月の平均下落率が0.8%。S&P500種株価指数も同期間で0.7%の下落となっている。
ナスダック総合は1971年以降で0.9%下落している。小型株中心のラッセル2000は1979年から0.8%減少となった。バンク・オブ・アメリカのデータによれば、1928年以降のS&P500種株価指数の9月平均下落率は1.17%で、56%の年で指数が下落している。
アルマナック著者のジェフリー・ハーシュ氏とクリストファー・ミスタル氏は、この傾向を夏季休暇明けのファンドの動きに関連付けている。
「レーバーデー後に戻るポートフォリオマネージャーは、9月に持ち株を整理する傾向」だと述べている。
これは8月の株価堅調を受けたものだ。S&P500は2%超上昇し、8月13日に7,798.99で過去27回目の最高値更新。ダウ平均も1%超上昇した。
企業業績が上昇要因となった。4-6月期の法人税引前利益は4兆8000億ドル。1950年以降で最高水準となった。
こうした状況下で複数の懸念が浮上している。米国とイランが1か月以上ぶりに相互攻撃。7月の個人消費支出の物価上昇率は3.7%で、FRB目標2%のほぼ2倍となった。
ロスのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、JC・オハラ氏によると、中間選挙のある年は9月・10月に歴史的に変動性が高まることが多い。
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暗号資産も同様のカレンダー問題
デジタル資産にも同様の季節性が存在する。ビットコインは2013年以降、9月平均で2.87%下落しており、中央値は2.44%減少と最も弱い月となっている(Coinglass調べ)。
イーサリアムはさらに変動が大きい。2015年以降の9月平均下落率は9.40%、中央値は9.14%減少となっている(CryptoRank調べ)。
ただし、直近の結果がこの傾向を複雑にしている。BTCは過去3年連続で9月の月間騰落率がプラス。2025年は5.16%、2024年は7.29%上昇した。ETHも2024年9月に3.20%上昇した。
両銘柄とも足元で上昇基調。8月のBTCは24.95%、ETHは32.5%上昇した。
株式の季節性も緩和傾向がみられる。S&P500は2024年9月に2.02%、2025年に3.5%上昇し、長期平均に反する2年連続の上昇となった。
今年は中間選挙、インフレ率の目標超過、原油高が日程面の試練となる。
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