AI関連株がS&P500上昇をほぼ独占

  • ゴールドマンのS&P500エクスAI指数は2月以降下落し、ベンチマークは7%上昇した。
  • AI関連株が現在、S&P500の時価総額のおよそ45%を占める。
  • アジアのAI主導の株高が、米イラン戦争による経済被害を覆い隠している。
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S&P500は2026年に入り再び過去最高値を更新し、ウォール街が好調な1年を祝う中、次々と節目を突破している。

ただし、生成AI関連銘柄を除くと、この上昇はほぼ消え失せており、市場全体では2月以降ほとんど動きがない状況となっている。

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S&P500のAI関連除外指数、2月以降横ばい—ベンチマークは8%上昇

BeInCryptoが最近報じたように、AIと関連付けられる銘柄は現在、S&P500の時価総額の過去最高となる45%を占めている。ハイパースケーラーやAI関連株の力強い上昇が指数全体を押し上げており、投資家は引き続き同分野の長期成長期待に賭けている。

S&P500は2月初旬以降、約7%上昇した。3月は戦争による市場変動で大きな下落もみられたが、4月には上昇ペースが加速し、3月30日からは15.5%の上昇となっている。

ただし、この上昇は市場全体に均等に分布していない。Googleファイナンスによると、米国500指数(AI関連除外・株価収益リターン指数・SPXXAI)は2月の設定以来1.84%下落している。

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AI銘柄を除いたS&P500のパフォーマンス
AI銘柄を除いたS&P500のパフォーマンス 出典: Google Finance

3月の最安値から反発した後も、同指数の上昇率はわずか5.07%程度にとどまる。AI関連銘柄が市場全体の上昇をどれほどけん引しているかが、明確に示されている。

ゴールドマン・サックスの以前の分析では、今回のラリー以前からこの乖離が指摘されていた。2026年初頭までの3年で、S&P500の表面上のリターンは76%だったのに対し、AI除外指数のリターンは32%にとどまった。

「この格差は、わずか数社のAI大手がほぼすべての市場上昇を生み出している現状を浮き彫りにしており、現在のブルランがAI取引の一本足打法になるリスクが強まりつつあることへの懸念を生んでいる」と、Coin Bureauは記している

こうした傾向は米国株式市場に限られたものではない。ブルームバーグは、アジアでもAI主導の株高が他市場の弱さを覆い隠していると報道。急騰するテクノロジー株が、米国・イラン対立による経済圧力や投資家心理の不透明さを相殺している。

「AI分野を除くと、市場のけん引役がほとんど存在せず、多くの企業で投資や利益率見通しが米・イラン情勢の先行きが明確になるまで様子見となっている」と、IGインターナショナルの市場アナリスト、ファビアン・イップ氏は述べている

AI大手が指数全体を過去最高値へ押し上げる一方、地政学的リスクや経済の不透明感を背景に、広範な銘柄は依然低調な推移が続く。

その結果、市場のセンチメントも、AIブームだけで上昇が継続できるか否かにますます左右されている。

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