スペースX株は水曜日午前に5.89%上昇し151.94ドルとなった。同社がスターシップ初の軌道到達を目指すフライト14を9月22日に設定したことが材料視された。
時価総額は火曜日の終値143.49ドルから2兆ドルを突破した。投資家は今回のフライトを、スターシップがテスト機から収益を生む衛星運搬機へと切り替わる節目と見ている。
スペースXがフライト14で予定する内容
75分間の打ち上げウィンドウは、南テキサスのスターべースから東部時間午前8時過ぎに開く予定。規制当局の承認待ち。
スターシップは高度約275キロメートルまで上昇し、地球を6周し約10時間飛行後、チリ西方の太平洋に着水する。スーパーヘビー・ブースターはメキシコ湾に落下し、いずれの段階も回収しない計画。
今回のペイロードはスターシップ初となる稼働機26基のスターリンクV3衛星。うち3基には分離後に耐熱シールドを撮影するカメラを搭載。これまでの13回全ての飛行(天候遅延となった7月の試みを含む)は、軌道未到達にとどまっていた。
より規模の小さい競合他社が先に達成している。ドイツのイスター・エアロスペースは今月、2回目の打ち上げで軌道到達に成功した。
なぜ投資家はスペースXを時価総額3兆ドルで評価するのか
ARKインベストのキャシー・ウッド氏は水曜日に独自の算定を示した。ARKリサーチャーのサム・コールス氏は、スターリンクは1テラビット/秒あたり年間約1900万ドルの収益があり、スターシップ1機分の搭載量は61テラビット/秒と推計する。
ウッド氏の発言は、第3の事業への注目が高まる中で出された。スペースXはSpace、Starlink、AIコンピューティングの3部門で業績を開示しており、モトリーフールのアナリスト、アダム・スパタッコ氏は水曜日、AI部門が株価を3兆ドルに押し上げる可能性を指摘した。
Anthropic社はコロッサスの利用で月額約12億5000万ドル支払う。グーグルも今秋、月額約9億2000万ドルの追加契約を予定。
TipRanksが追跡する34人のアナリストのうち、26人が同株を「買い」と評価。平均目標株価は232.07ドルで、最高は800ドル、最低は75ドルとなっている。
BeInCryptoは8月初旬、株価が115ドル付近だった際に押し目買いの根拠を解説していた。
フライト14は次なる関門。年間1万回の打ち上げは、1日あたり27回となり、これほど高頻度を達成した打ち上げ企業はこれまでない。









