ウォーレン・バフェット氏は金曜日にバークシャー・ハサウェイの会長を退任し、後任に息子のハワード・バフェット氏を指名した。取締役会は同氏を名誉会長に選任し、引き続き取締役には残るものの経営には関与しない形となった。
グレッグ・エイベルCEOは留任する。今後も日々の意思決定や投資判断を担う。
バフェット氏、バークシャー会長を退任 56年ぶり
ハワード・バフェット氏は1993年から取締役を務めており、父であるバフェット氏が34歳でバークシャーを引き継ぐまでのビジネスキャリアよりも長い。スーザン・デッカー氏は引き続き筆頭社外取締役に就く。名誉会長は名誉職であり、会社に対する指揮権は持たない。
昨月96歳を迎えたバフェット氏は、株主宛ての書簡でこの変更を形式的なものとした。
「彼(エイベル氏)はすでにしばらく前から重要な意思決定をしており、私はそのいずれにも二度考える必要がなかった」と、発表でバフェット名誉会長が述べている。
クラスA株は木曜日に76万3936ドルで取引終了し、前日比2.10%下落。クラスB株は509.20ドルで引け、2.04%下落となった。発表前に売りが先行し、金曜日のプレマーケットでB株は509.24ドルとほぼ横ばい。
BeInCryptoは昨年10月、今年の下落よりはるか以前にバフェット・プレミアムの低下を指摘していた。
ハワード・バフェット氏のビットコインに関する発言
公式な発言はない。新会長は市場ではなく、農業や食料安全保障、ウクライナでの地雷除去活動で知られる人物。
1999年からハワード・G・バフェット財団を運営し、国連飢餓撲滅親善大使として約10年にわたり活動した。
フォーチュン誌によれば、昨年同氏はウクライナに約10億ドルの支援を行う見通しと報じられた。ビットコインやデジタル資産について立場を表明したことはない。
一方、父バフェット氏は何度も公式に見解を示しており、ビットコインを「ネズミ捕りの毒薬の二乗」と呼び、のちにはギャンブル用トークンと断じている。
今回ハワード氏が継承する職務は経営執行権を伴わない。企業文化の維持が主な役割。エイベル氏が資金決済を担い、すでに反ビットコインの方針を維持しつつ、バークシャーの現金保有残高が3,970億ドルの過去最高となった。
エイベル氏が今後ビットコインを受け入れるかは、資金動向を注視する暗号資産投資家にとって引き続き不透明なまま。
金曜日の寄り付きで、株主が今回の交代を終幕とみなすのか、損失とみなすのかが示される。









