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アーサー・ヘイズ氏、2200万ドル分の暗号資産売却しさらなる下落を警告

  • アーサー・ヘイズ氏は、マエルストロムのブックから総額約2,228万ドルを売却し、その中心は6,400イーサリアムであった。
  • ヘイズ氏が売却した7つのトークンのうち6つは直近1カ月で下落している。
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)が10月28日に下す決定が、暗号資産市場の次の試金石となる。
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アーサー・ヘイズ氏が、Maelstromのディレクショナルブックから約2228万ドル相当の暗号資産を売却したことが明らかになった。同ファミリーオフィスの最高投資責任者(CIO)であるヘイズ氏は、X上で売却を認め、当面は市場から離れる意向を示した。

この発言は、今月初めのトーンとは対照的である。10月15日、ヘイズ氏はトレーダーにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のロングポジション取得および最終的な救済策を狙った取引を推奨していた。

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ヘイズ氏が売却した銘柄と市場撤退の理由

Lookonchainのデータによれば、最大の売却はイーサリアム(ETH)6400枚で、総額1520万ドル。また、エナ(ENA)1400万枚を276万ドル、ユニスワップ(UNI)32万3000枚を224万ドル分売却した。

このほか、イーサー・ファイ(ETHFI)189万枚や、エアロドローム・ファイナンス(AERO)、ペンドル(PENDLE)、ザマ(ZAMA)といった銘柄への持分も売却した。

ヘイズ氏はその後、市場からの撤退をSNS上で認め、マクロ経済および地政学的リスクを理由に挙げた。

ヘイズ氏は今回利益を得たのか

ヘイズ氏は、イーサリアムおよびENAで利益を確定したと述べている。LookonchainはETH6400枚を1520万ドル、1枚あたり約2375ドルと試算。取得単価は公表されていない。

ENAは売買履歴が比較しやすい。8月初旬、同氏はENA905万枚を約77万3000ドルで取得しており、1トークンあたり約0.085ドルだった。

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Lookonchainは、土曜日のENA売却を1トークン約0.20ドルと評価している。ただし、売却したトークンが8月に取得したものと同一かは未確認。

一方、直近で購入した銘柄では苦戦した。10月中旬、エアロドローム、ペンドル、ザマの各トークンを購入しているとLookonchainは指摘。

これらを約88万9000ドルで購入し、約85万6000ドルで売却した。取引ごとのLookonchain価格に基づき、約3万3000ドルの損失となった。

ヘイズ氏の保有銘柄にとどまらぬ下落

同氏の撤退は市場全体の下落局面で起きた。売却した7銘柄のうち、6銘柄が過去1か月で下落している(BeInCrypto Markets調べ)。

アーサー・ヘイズ氏売却銘柄の1か月間の価格推移  出典: BeInCrypto Markets
アーサー・ヘイズ氏売却銘柄の1か月間の価格推移 出典: BeInCrypto Markets

価格下落は、ヘイズ氏が過去に掲げた目標価格にも一石を投じている。9月時点の予想(ETH1万ドル、ENA0.50ドル、ETHFI2ドル)は、現状より大きく上回る水準となっている。

市場全体のストレスも今月強まった。10月15日には暗号資産での強制清算額が24時間で9億4210万ドルに達し、そのうち91.6%がロングポジションだった。

10月23日、さらなる売りが発生し、ナスダックは2.6%下落、ビットコインは8万1400ドル近辺まで下落。原油高を受けてインフレ懸念が強まり、金融政策に再び注目が集まっている。

次なる注目材料はFRBの決定

米連邦準備制度理事会(FRB)の次回決定は10月28日に予定され、リスク資産の先行き判断に影響を与える見通し。FRBは9月16日に政策金利を3.75%~4%へ引き上げており、これは2023年7月以来初めて。CME FedWatchの統計では据え置きの確率が90%とされる。

中長期の見通しは依然不透明。9月会合の議事要旨では、多くの当局者が年内追加利上げを予想。対してヘイズ氏は、将来的なAI救済が新たな資金流入をもたらすと論じている。

同氏の取引歴も、今回の撤退後の対応を見守る理由の一つ。2025年8月、ETHを3507ドル付近で売却後、9日後に4252ドルで買い戻している。

この動きを追随したトレーダーは、再参入時に約21%高値づかみとなった。アルトコイン保有者にとっても、10月28日の決定がヘイズ氏の今回の撤退タイミングの妥当性を占う材料となる可能性。

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