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米ドルが18か月ぶり高値=ビットコイン・株式への影響

  • 米ドルが18か月ぶりの高値を付け、ビットコインや株式への圧力が強まっている。
  • 市場関係者の間で、12月までに米連邦準備制度理事会が再度利上げを実施するとの観測が強まっている。
  • 水曜日発表のCPI(消費者物価指数)報告は、市場のさらなる下落または反発を引き起こす可能性がある。
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米ドルが急騰し、ビットコインや米国株式市場に逆風となる可能性がある。米ドル指数(DXY)は12日に102.56付近まで上昇し、18カ月ぶりの高値を記録した。一方、ビットコインは8万3000ドル付近でもみ合い、ナスダックは下落した。

ドル高の背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に追加利上げを実施するとの観測の高まりがある。利上げによりドル建て投資の魅力が増し、リスク資産から資金が流出する可能性が高まる。

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米ドル指数・週足チャート 出典: TradingView
米ドル指数・週足チャート 出典: TradingView

なぜドル高がビットコインと株価に打撃となるのか

ビットコインは利息を生まない。米国債の利回りが5%を超える状況では、安全資産へのシフトが促される。

ドル高により、特に暗号資産や高成長のテクノロジー株など投機的資産への需要が減少する傾向がある。

こうした圧力は既に現れている。ビットコインは過去1週間で約3%下落し、イーサリアムはそれ以上の下落を記録した。S&P500やナスダックも月曜日に値を下げ、原油価格の上昇も重しとなった。

10年物米国債利回りは10月8日に5.35%と、過去24年で最高水準に達した。この週、マネーマーケットファンドに1660億ドルの資金が流入した。

水曜日発表のインフレ指標は再び売り材料となるか

FRBの政策金利は現在3.75%〜4%。先物の価格によると、12月までに追加利上げが実施される確率は約87%と見込まれているが、大半のトレーダーは10月の据え置きを予想している。

クリーブランド連邦準備銀行のベス・ハマック総裁は、インフレの高止まりが制御困難となる恐れを警告した。

「インフレが高止まりした状態が毎月続けば、経済全体にインフレ心理が定着するリスクが高まる」とハマック総裁は述べた。

水曜日発表のCPI(消費者物価指数)によって今後の市場動向が左右される見通し。エコノミストは年間インフレ率を3.7%(前月の3.4%から上昇)と予想しており、コア価格も月次で0.2%の上昇が見込まれている。

9月の米CPI予想 出典:CME FedWatch
9月の米CPI予想 出典:CME FedWatch

インフレ率が予想を上回れば、さらにドル高が進み、ビットコインや株式に売り圧力がかかる可能性がある。インフレが落ち着けば、追加利上げ観測が後退し、市場に一定の安心感が広がる見通し。

月曜日に世界株式を格上げしたゴールドマン・サックスでも、短期的なリスク要因として高金利を挙げている。

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