エピックゲームズは、未発表のディズニー・シューターの開発を延期し、チームに対して手作業でコードを書くことを中止するよう指示したと、ブルームバーグが報じた。新たなエピックゲームズのAI方針では、開発者がAnthropicのClaudeなどのツールを活用することが求められる。
フォートナイト開発元はこの動きを「スピード重視」と説明する一方、人員削減が目的ではないと強調。しかし、この方針転換は、エピックが数か月前に全従業員の約20%にあたる1000人以上を解雇した直後の発表。
エピックゲームズのAI活用で停滞中のディズニー案件は再生できるか
ブルームバーグによると、同社のゲームディレクターはスタッフに「今後は手書きのコードは禁止」と伝達したという。マーベルやスター・ウォーズのキャラクターを登場させるクロスオーバータイトルだが、現在リリース時期は未定。
同日、エピックゲームズのティム・スウィーニーCEOはX上で「大規模なAI重視への舵切り」と言及。
同氏は、目的はスタッフによるより多く、より良いゲーム制作支援であり、チームの縮小ではないとした。
一方、エピックゲームズのAI化方針にはAIによる雇用削減の増加を背景に、即座に反発が広がった。ある批判者はスウィーニーCEOに「空気が読めていない」と指摘。これに対し同氏は、業界の多くは2016年の状況を望んでいるだけだと反論した。
スウィーニーCEOはなぜ「ゲーム同士が融合し始める」と考えるのか
スウィーニーCEOは、発想からプレイテストまでのサイクルが高速化すれば、近年のAAA大作に見られる失敗を防げると考えている。
ユーザーから「エピックは開発期間の半減を目指すのか」と問われた際、同氏は具体的な数値を示した。現時点で、技術系エンジン作業では最大20%、Web開発では5倍のスピード向上が達成できていると投稿した。
同氏は、来年にはほぼ全ての領域で今年1月時点の3倍以上の効率に到達すると予想。
さらに将来的には、さまざまなゲームを相互接続・融合させる流れが到来すると予測。愛好家はすでに独自に実験していると説明した。
ただし同氏は、安定した共通エンジンが重要だと強調。ソフトウェアのスケーラビリティはAIにとっても最難関の課題だと述べた。
IPO(新規株式公開)の可能性について問われると、スウィーニーCEOはエピックの目標はより控えめだと明言。AI革命を生き抜き、他の開発者も支援したい考えを示した。
一方、Anthropicはより低コストなClaudeのコーディングモデル拡大を進めており、MetaのMuse Codeなどの競合も追随する構図。エピックゲームズのAIモデルが成果を上げれば、他社スタジオも同様の手法を導入する可能性。









